筋肉を作る、ダイエット、と聞くとどうしても
プロテインやささみ肉、ヘルシーなものばかり食べるというイメージがわきますが、
「筋肉を維持する」という観点において外せない存在がありますs。
「チョコレート」、「バナナ」のふたつです。
一見筋トレやフィットネスとかけ離れている食品ですが、なぜこれらが優れているのかご紹介しましょう。
糖質は筋肉のエネルギー
筋肉がたんぱく質で合成されているのは周知の事実ですが、
エネルギーとして多くの糖質を消費する事実は意外と知られていません。
「サラダだけダイエット」「置き換え系ダイエット」が流行ってしまうのも
そういう偏った知識や意地悪な企業戦略のせいです。
そのような食生活をすると、筋肉がエネルギー不足に陥り
衝撃的な事に筋肉そのものが分解されてアミノ酸=エネルギーにされてしまいます。
筋肉が分解されると、
・エネルギー不足で力が十分に発揮できない
・筋肉によるエネルギー消費量が下がり、太りやすい体になる
といったデメリットが発生します。
そのため、筋肉を鍛えている・いないに関わらず
糖質を適量摂るのはとても重要であると言えるでしょう。
糖質制限ダイエットが巷では有名ですが、最も有効なダイエットは
栄養バランスの取れた食事&筋トレ+有酸素運動&良質な睡眠。この3つ以外に無いと断言します。
筋トレとランニングが痩せる為に最適な理由【痩せる方法特化記事】
なぜバナナとチョコなのか
理由は様々ですが、大きく分けると
〇バナナ⇒筋トレ
果糖という吸収されやすい糖質を含んでおり、運動前・運動後に最適なエネルギー源となる。1本100kcal程度
〇チョコ⇒ダイエット
こちらも糖質を含んでおり、筋肉に迅速にエネルギーを届けやすく、少量で摂れる。一粒22kcal程度
以上のようになります。
バナナは食品としての優秀さ、チョコは手軽さでピックアップしています。
バナナは体に吸収されやすい糖質である「果糖」を豊富に含んでおり、
運動前のエネルギー補給だけでなく、運動後の疲れ切った筋肉にも
迅速にエネルギーを補給してくれ、筋肉の分解作用を素早く防いでくれる効果があります。
主に筋トレ前後に適している筋肉維持食材と言えます。
チョコはバナナほどは優れていないものの、
ビジネス鞄の中に入れて持ち歩ける気楽さ、少量をちょっとずつ摂れる手軽さがあるので、
日常生活に取り入れやすくおすすめです。
バナナやコンビニおにぎりだとどうしても食べる手間が多いですよね。
ものにもよりますが、チョコは一粒なら大体20~30kcal程度で食べられて、
オマケに空腹感も抑えてくれます。
僕は職場に持ち込んで休憩時間に食べているので
「あいついっつもチョコ食ってる、太るなアレ」と思われていること請け合いです。笑
一見ダイエットとは無縁の行為ですが、空腹感を抑えるという点でチョコ以上に
手軽で効果のある食品はないと僕は思っています。
(以前話したプロテインバーは残業が長引きそうなときに食べています)
なお当然ですが、毎日のようにバナナ3本とかチョコ一枚板まるごととかいう食べ方をすればもちろん太ります。
あくまで適量を摂った場合に効果てきめんである、というお話であることをお忘れなきように。
マニアック情報:「グリコーゲン回復」
筋トレ界隈で長らく誤解されてきた言葉「超回復」の正体である
「グリコーゲン回復」。これは言い換えると、
筋肉内で消費された糖質を再度補充する現象、と説明できます。
つまり前述したチョコやバナナは素早くこの筋肉内のエネルギー補充に活躍してくれ、
翌日のパフォーマンスを良く保って筋肉痛を抑え、また筋肉の維持にも貢献してくれるナイスアイテムという訳です。
まとめ:たんぱく質と適量の糖質を摂ろう
バナナやチョコ以外でも、糖質をとるならごはん・パンなど様々な種類がありますが、
上記の手軽さ・吸収されやすさなどの観点からバナナとチョコを推奨しました。
プロテインなどのたんぱく質食品と併せて摂ってあげて下さいね。
筋トレ直後はプロテインとバナナを摂るべし【筋肉を維持し、効率よく成長させる】
「甘いものはすべて悪!ダイエット!」「筋トレするならプロテインだけ飲む!」
といった、極端に偏った方は流石に今の情報社会にはいなさそうですが、
自身の体の仕組みについてはっきりとはわかっていない方は多いです。
そのあいまいさが原因で、悪徳な「痩せ商品」「筋肉が簡単に付くサプリ」なんて変なものに
騙されてしまう方が後を尽きません(僕の会社の先輩も「鍛〇」とかいうサプリに騙されていました…)。
この記事が多少なりともそういったものに触れる前の方の助けになれば幸いです。
では最後にひとこと。
チョコバナナ食べたくなってきた。
以上です。お読みいただきありがとうございました!